友人がRX-7(以後FD)にRX-8(以後8)のエンジンを積みたいと言っていた事を思い出した。
面白い事を考えるな…程度だったが、良く考えてみた。
結論は、

『確実に改悪』

先ず、馬力。
最後期のFDは、
1250kgの重量に265(トップ277)ps/6500rpmのツインターボ(以下T・T)ロータリーエンジンを搭載。
変わって8は、
車重1310kgに184(トップ250)ps/8500rpmの自然吸気(以下NA)ロータリーエンジンを搭載。
パワーダウンは決定的だ。
そもそもFDのT・T抜いて骨抜きNAにした方が、交換するよりも断然経費が安く上がる。
…turboを前提としたFDにNAの8のエンジンを積んだ場合、FDはその真価を発揮する事は無いだろう。
パワーウェイトレシオは以下の通り。当然だが、レシオは低い程に速い。
「FD」
4.72
「8」
7.11
「Vitz-RS・turbo」(参考:私の愛車)
6.57

次はトルク。
FDのトルクは30.0-m/5000rpm。8は22.0-m/5500rpm。
低速域こそ8に負けるが、中速〜高速域での加速は兎と亀の其れだ。
私のVitz-RS・turboでも、20.0-m/4800rpmのトルクを発揮する。
NAはスーパーチャージャーを装備しないと駄目そうだ。
しかし、8のトルクはNAという事を考慮した場合、かなり優秀なエンジンなのだが…。
詰まり、エンジン周りで唯一勝っている点は、環境配慮のみである。

じゃあ逆ならどうだろうか?

8の安定感のあるステアリングやブレーキにFDの凶暴なエンジンを搭載する。何が生まれるか?
答えは、

『VIPな8』

本来の8より劇的とまでは行かないが、馬力のアップの面では目標達成値まで届く。
何より乗り心地が良いのに更にハイパワーになったお陰で、下手なVIP系のオジサマカーと変わり無い。
退化の進化を遂げた新生8の誕生である。

重量差60kgは、インパネ周り骨抜き、不要アクセサリー排除で30〜35kgまで縮められる。
この時点で既に8の形をしたFDである。
更に排気量アップのマフラー交換、スポーツタイプCPUへの変更を加えれば50%完成。
他にも改造出来ますが、既にやり過ぎの領域に達してる気がする(笑)
金がかかるのでライトチューンで良いでしょう。

………つーか今、書いてて気付いた。
確かT・Tって場所喰うんだよな?大きいよな?
8のエンジンルームってコンパクトだよな?小さいよな?

え………、

8にFDのエンジンは乗らNEEEEEEEEE!!!!
.

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